りーにゃの体験レポート


完全未就学児向けコンサート「ドレミファソ・ランドであそぼ!」 の巻



今年2月に初めて『小学生のための』と題したコンサートが開催されました。
今回はベビー〜小学校にあがる前のキッズたちを対象にしたコンサートで、2回目の開催となります。
小さい子どもたちを対象にしているので、音楽を聴くだけでなく、見た目の点も工夫を凝らした
プログラムとなっていました。
読み聞かせ(デジタルクラブさんではあえて“読み聴かせ”と表現しています)や
動物のぬいぐるみがたくさん登場して、視線を集めるなど未就学児向けならではの演出も。
さてさて、それでは曲毎にちょっと詳しくレポートしていきましょう!



第1部

オープニングはみんなともだちのメロディーにのってリーダーさんから歓迎のごあいさつ。
初めてのお客さんも多いせいか、1曲目だからか、まだまだ会場がカタイかんじですね。
まぁそんなこと言っていっていられるのも今の内だけだったのですが・・・・・

お次は手あそびコーナー2007<その1>
ココで、パーカッションさんがステージ真ん中に移動して、これからのコーナーの
進行役となりました。
パーカッションさん、今回は楽器を演奏しているよりも、進行係で大忙し!
彼女の活躍なくして、この企画はありえない!!という感じで盛り上げてくれました。
そして小学生のおにいちゃん・おねえちゃんの
【デジタルクラブ・キッズ】も3人登場して
てあそびコーナーのお手伝いをしてくれたのです。

おおきなくりの木のしたではりーにゃも幼稚園の頃におゆうぎでやった覚えがある懐かしい曲です。
振り付けもだいたいそのままで、なんだかうれしくなりました。もうウン十年も前から遊び継がれて
いるんだなぁ・・・・と。
デジタルクラブ・バージョンでは『ちっちゃな』バージョンもありました。客席のみなさんは
上手にちっちゃっくできたかな?
もうひとつはトントンひげじいさん。デジタルクラブ・バージョンはストップ・モーションするんです。
トントントントンひげじいさん【やすみ】、トントン・・・という感じで、言葉が切れるところでストップ!
これはぁ、集中しなければ・・・・はみ出ちゃいます。
初めはゆっくり普通テンポくらいだったのですが、どんどん早くなっていきます。
スピード感あふれる“てあそび”に会場が夢中になりました。

ここでMC(マイク進行)。
パーカッションさんが『みんなのおうちでは何を飼っていますか?』とペットを尋ねました。
デジタルクラブ・キッズの答えは

     
『イヌ!』、『トリ!』、『アリ』・・・・(なぜか爆笑が起こる)

次の曲はそんな動物たちが登場するどうぶつえんメドレーです。
さきほど爆笑の渦を起こした『アリ』さんが主役の“おつかいありさん”からのスタートです。
(これって、話の都合上だったんでしょうか?本当にアリ飼ってるのかなぁ)なんてひとりで考えて
しまったりーにゃです。ああ、でもそういえばりーにゃも学習雑誌の付録だった、アリの巣が観察できる
ケースで飼ったことありましたっけ。あれってみごとにアリの巣ができるんですね。
オット・・・話を戻しましょう。
このメドレーでは、メンバーのみなさんが一人ずつ前に出てきてメロディーを演奏してくれました。
  ♪おつかいありさん(トランペットおねえさん)、
  ♪かわいいかくれんぼ(ユーフォニウムさん)、
  ♪ことりのうた(クラリネットさん)、
  ♪犬のおまわりさん(トランペットおにいさん)、
  ♪やぎさんゆうびん(トロンボーンさん)、
  ♪おんまはみんな(チューバさん)、
そして ♪森のくまさん は全員での演奏。
メンバーさんが前に出てくるとその楽器の音がよくわかります。

演奏している横ではその曲に登場する動物のイラストやぬいぐるみを動かして
赤ちゃんのお客さんでも楽しめるようになっていました。
これは飽きなくていいですね。

ここでリーダーさんのMCです。
『デジタルクラブのコンサート、初めての人〜!』という質問。手を上げた人すごく多かったですね。
  『デジタルクラブのコンサートはおとなしくしていなくていいんだよ。
   歌ったり踊ったり、楽しんでください。』
という説明もさりげなくされていました。
そして『6才のおともだち、手を上げて〜』と・・・その中のひとりのそばにクラリネットさんが出張。
それから各年齢のおともだちのそばにメンバーさんが立って演奏してくれるというサービスでした。

デキシースタイルの帽子をかぶって、演奏された曲はハロー・ドーリー
演奏のスタイルも6人によるデキシージャズ風でした。
ディズニーランドに行くとアドベンチャーランドのロイヤルストリート・ベランダというレストランの前で
たまにバンドさんが演奏していることがあるのをお聴きになったことがある方もいると思いますが
あんなかんじの演奏です。 (今はこのバンドさん、解散してしまったという話も聞きました)
ハロー・ドーリーはブロードウェイミュージカルの曲なのですが、きっと本日のちいさなお客様にも
喜んでもらえる楽しい曲ですね。

さて、メンバーさんが客席に降りて演奏した理由がもう一つありました。
幕が降りたステージ上では次の曲、エーデルワイスの準備が行われていたようです。
幕が上がるとパーカッションさんとデジタルクラブキッズ4人がメロディーベルを手にしてました。
おや?ここのところメロディーベルのコーナーといえば、リーダーさん自らが演奏していたのですが
今回はリタイアでしょうか。きっと司会の方で忙しかったのですね。
メロディーベル・チームの演奏。バッチリでしたよ!清楚なイメージがとってもステキな演奏でした。
今回はキッズたちは大活躍ですね。

さて、しっとりした後には、にぎやかな曲です。
ディズニー映画『リトル・マーメイド』のアンダー・ザ・シー
本日のメインゲストのちいさなお子さん達がディズニーシーに遊びに行くとマーメイドラグーンに
行かれることも多いと思いますが、そこでBGMとして流れているのがこの曲ですね。

そして、ディズニーの曲が続きます。
ディズニーメドレー2
ではジッパ・ディー・ドゥ・ダー(スプラッシュマウンテンで流れている曲です)を
はじめ、4曲のディズニーの曲が演奏されました。この曲はデジタルクラブさんの十八番の曲。
メンバーさんも活き活きと演奏できたようですね。
あー、なんだかディズニーランドに行きたくなっちゃいましたぁ。

第1部最後は手あそびコーナー2007<その2>
手遊び進行係のパーカッションさんとデジタルキッズが登場。
そして会場のみなさんも参加のコーナーです。
まずはたまご料理
ステージには鍋やら、ニワトリ(のぬいぐるみ)やら・・・・ニワトリからはなんと卵が出てきて
これを使ってお料理しようという曲です。おもしろい曲ですね。りーにゃは初めて聴きました。
生タマゴ、目玉焼き、ゆでタマゴ、タマゴ焼き、ホットケーキと次々にたまご料理が登場!
なんだかおなか空いちゃいました。
しかーし、まだお腹がいっぱいにならないキッズたちは、この後はカレーライスのうたとなりました。
空っぽのおなべに“にんじん”、“たまねぎ”、“じゃがいも”、“ぶたにく”、“トマト”、“カレールー”、
“塩”を入れて、カレーを作ってくれました。念の為・・・食材たちは紙に書かれたイラストです。(笑)
ここで演奏と一緒に手あそび。演奏の後にお鍋を見てみるとなんとカレーになってるぅ????
思わず会場からは拍手が!
あー、今晩の夕飯はカレーに決まりだネ!


第2部

第2部の一つめの出し物・・・・もはや“出し物”といえるほどに定着してきたデジタルクラブさんの
『読み聞かせミュージック』。    (読み聴かせミュージックとは?こちらをご参考ください。)

TV番組『日本むかしばなし』のテーマ曲でのオープニング。
なつかしくて、思わず口ずさんでしまったりーにゃです。
お話しのお題目は日本民話の
『にんじんとごぼうとだいこん』です。
畑で取れたばかりはにんじんもごぼうもだいこんもみんな真っ黒。
にんじんが赤いのはなぜ?ごぼうが黒いのは?だいこんが白いのはどうして?
この疑問が解決するお話でした。
語りの担当さんは声の調子を変えたり、表現も素人さんには思えないほどお上手なんですよ。
ペープサートも毎回バージョンUPされているようです。今回は野菜たちの色が変わるなど
アッというおもしろ場面があったりでとても楽しいものでした。これもメンバーさんが動かしています。
場面場面の音楽が生演奏で行われてかなり凝っている出し物。まだご覧になったことがない方には
是非一度ご覧いただきたいデジタルクラブさんの名物出し物です。

ここで会場では『アニメ・キャラクタークイズ』。
今まではボードに書かれたイラストを見て、キャラクターの名前をお客さんが答えていくものなのですが
今回はなにやら様子が違いました。
イラストではなくメンバーさんがキャラクターのお面をかぶっていましたぁぁ(驚)。
会場は大興奮!子どもの反応ってすごいなぁ。
(いつもしっとりの大人のためもコンサートとはえらい違いです)
このクイズで登場したキャラはアンパンマンのキャラクターたちでした。
引き続き演奏曲はもちろんアンパンマン・メドレー
こどもたち、ますます大喜び!手拍子も元気よくできました。

またまた、手あそびチームが登場です。
お次の曲は手のひらを太陽に
まずはシンササイザーの演奏に合わせて、ゆっくりと振り付けの練習をしました。
これはわかりやすいですね。
その後、バンドの演奏に合わせて本番です。結構運動になります。肩をたたく振りでは本気で
肩タタキをしたりーにゃです。あー、気持ちいいゾォ。コンサートも終盤に差し掛かると
こういう体を使ったコーナーは気分転換ができて楽しいですよね。

リーダーさんがグーチョコランタンのキャラクターのイラストが書かれたビール箱くらいの大きさの箱を
ステージ前面に次々と置いていきました。
子供たちはその絵に釘付けの様子。ワクワク感が高まりますね。
そうです、みんなが大好きな『おかあさんといっしょ』の曲がたくさん登場する
おかあさんといっしょメドレー2007のスタートです。この曲がコンサートの最後になるのですが
この曲はデジタルクラブさんが得意とする曲がたくさん登場するオススメの曲なんです。
歌あり、ダンスあり・・・・とにかく盛りだくさん!
曲が始まった瞬間、それまでグズッていたお客さんたちも一瞬でステージに釘付けになった感じでしたね。
きっと今日のコンサートにいらっしゃるような方々は日頃から『おかあさんといっしょ』を親子で見ている
ような方ばかりなのではないかと思います。実はりーにゃもたまに見てます。
むしろりーにゃの場合はデジタルクラブさんで聴いた覚えのある曲がTVで放送される・・・といった
普通とは逆現象なのですが、『ああ、これ知ってる♪』という感じは判る判る!
ぐーチョコランタンクレヨンロケットと勢いづいた後のあさごはんのマーチはトロンボーンの3人が
ステージに下りてきて、お客さんのそばで吹いてくれました。そういえばパレードの先頭もトロンボーン
なので(一番前でないとあの伸び縮みするスライドが他の楽器の邪魔になっちゃうからだそうです)
マーチと名のつくこの曲のイメージにはピッタリでした。
どんな色がすきではリーダーさんの歌付きです。
 ♪どんな色がすき? 『アカ』   赤色のTシャツと旗を持ったキッズが登場です。
 ♪どんな色がすき?     次の色は
・・・・のはずが、
               『キイロ』  アッ、だ。  (お客さん爆笑)
 ♪どんな色がすき? 『
これがキイロ』        (お客さん再び爆笑)
ナイス・フォロー!リーダ−さん、おもしろすぎます。(^o^)
ここで間奏。そして次は馴染みのお客さんにはお約束の『
ミドリ』には大人のユーフォニウムさんが!
初めてのお客さんはこれまた爆笑。
なんかこの曲はお腹が痛くなりました。笑いすぎだよぉ。
こぶたねきつねこもリーダーさんの歌とキッズたちのダンスつきでした。
それぞれの動物の絵札がかわいかったです。
ここでいったん演奏が止まり、パーカッションさんが登場。『ちいさなお子さんはおひざの上に!』という
声かけと同時にキッズたちが大きなぬいぐるみを持ってきて自分のひざの上に置きました。
どうやら、キッズたちのマネをするということみたいですね。歌はパーカッションさんでした。
バスごっこではおひざの上でお子様たちがバスに乗っているように動かして・・・の参加でした。
パンダうさぎコアラバナナのおやはリーダーさんの歌、ダンスはパーカッションさん、
ユーフォニウムさんキッズの女の子のトリオです。客席でも“パンダ・うさぎ・コアラ”の踊りを
一緒に踊りました。
スプラッピスプラッパの合間ではリーダーさんのお礼のアイサツもありました。
そして皆で大合唱。エンディングにふさわしい演奏となりました。


アンコール

ここで、最後のお楽しみコーナー。プレゼントの結果発表です。
(配布されたプログラムに入場番号が書かれていて、その数字で抽選されました)
プレゼントはデジタルクラブとの記念撮影。当選されたファミリーをメンバーさん全員でポラロイドカメラで
撮影されたものでした。記念になりそうですね。

   ↑ 実はこの文面は前回のコンサートとまるっきり同じ文面。
      (いやぁ、これだけ文字を打ち込むと手が痛くて・・・・言い訳言い訳)
      あ、写真立てもおまけでついてましたよ。

小さな世界
 これもまたディズニーランドで小さなお客様の定番のアトラクション“イッツ・ア・スモールワールド”で
 流れている曲なので、お馴染みなのではないでしょうか?
 デジタルクラブではこれを手話の振り付けでお客さんも参加します。
 初めてのお客さんが多いわりには、どうしてなかなか・・・・みなさん振りについていってるんです。
 これはすごいゾ!りーにゃなんて最初はまるっきりついていけなかったんですから。

★みんなともだち
 オープニングでも演奏されたこの曲。実はりーにゃは初めて聴く曲でした。
 あとからインターネットで知ったのですが、この曲は幼稚園の卒園式など幼児教育の場で
 歌われることが多い歌なのだそうです。
 演奏はシーケンサーというコンピューターで伴奏されて、メンバーさんたちもみんな歌での
 参加でした。和気あいあいとした感じが伝わってきました。




あとがき

最近なにやら、デジタルクラブみたいな編成のバンドが増えているらしい・・・って本当かな?
芸能界でも管楽器とコンピューターでの編成のバンドっていうのがあるんですって。
ピストルバルブや東京ブラススタイルっていうバンド。見たことありますか?
こういうバンドのことを“
ミニバン”っていうんですって。(車のことかと思った)
デジタルクラブと違うのは↑これらのバンドは“若いお嬢さんたち”がメンバーだっていうことでしょうか。(笑)



長々とお付き合いくださいましてありがとうございます!
コンサートの様子が少しでもお伝えできれば幸いです。


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