ずっとずっと夏休み! の巻

今回都合により、お昼の部しか行けなかったので、お昼の部の
レポートに力を入れてしまいました。拡大バージョンでお楽しみください!


お昼の部

デジタルクラブさんのレギュラーコンサートと言えば、さむーい冬が定番です。
ところが今回のコンサートはとっても特別な企画でした。
『コンサート活動10年』ということで、今までスタッフとしてコンサートを支えてきてくれた仲間も
一緒にステージの上にあがろうじゃないか!っていうものでした。
で、正式名称は   コンサート活動10周年記念
             デジタルクラブファミリーコンサート『ずっとずっと夏休み!』

という長ーいものらしいです。(プログラムにそう書いてありました)

冬以外のコンサートとなると本当に久々なのですが、この真夏の時期っていうのは
記念すべき第1回目のコンサートを思い出す季節です。だから10年ぶりかな?
あえて夏という季節を選んだんじゃないかとさえ思っちゃいます。

さてさて、どんなコンサートになるのかとても楽しみでした。
会場に入るといつもと雰囲気が違うな〜って直感がありました。
それもそのはずです。いつもは降りていない“ドン帳”(ステージの幕のことです)が
降りているんです。一体ステージ上ではどんなことが起こっているのかなぁ。

コンサートのスタートと同時に“ドン帳”がスルスルと上がっていきました。
(けっこう早いのネ)
で、驚きました・・・・・!! ステージに今まで見たことのない人数のメンバーさんが
スタンバッているじゃありませんか! 数えたら13人。これでもパーカッションの4名はまだ
いないのです。全員って乗り切るのかしら? やっぱり小ホールだけあって狭いみたい。

オープニング曲のキラキラとしたコンピューターのイントロから始まったのは
ディズニーファンティリュージョンです。
ちょうどこの年の5月に本家の東京ディズニーランドの夜のパレードとしてフィナーレを
飾ったばかりの曲ですね。りーにゃもかれこれ5回ほど楽しみましたが、
ゲストの皆さんもTDLで聴いたこときっとあるかと思います。そんなキラキラした感じの曲がまた
デジタルクラブさんのコンサートで聴けるなんて、感動でした。

オープニング曲のあと、早速リーダーさんのトークの登場です。
いつもコンサートを支えてくれているスタッフさんも楽器を持って集まったら
いつも仲良しのデジタルファミリーのメンバー同士がケンカをしちゃったんですって!
『一体どこのパートがモテモテなのか』ということが原因だったそうなのですが
それなら公平にお客さんに決めてもらおうよ!ってことで丸く治まったとのこと。
そーいえば、メンバーさんを見ても妙に偏りがあるっていうか・・・・
トロンボーンとパーカッションが4人ずつ、クラリネットとトランペットが3人ずつ。
その他のフルート・ホルン・チューバは1人ずつしかいないのにぃ。
そんなわけで、『クラリネット』『トランペット』『トロンボーン』『パーカション』の4チームに
分かれてチーム対抗になりました。
ゲストさんもちゃんと審査票を出すので、楽しみです。

チーム対抗第1回戦はトランペットチームからです。
となりのトトロのメドレーです。トランペット2本とホルン・トロンボーン・チューバ・・・・だったと
思いますが(ごめんなさい。記憶がおぼろげです)、3管が加わり、金管アンサンブルの
形式でした。こういう小編成のアコースティックなアンサンブルもいいものですね。

続いてはトロンボーンチームワッキーダストです。
実はこの曲、デジタルクラブさんでも過去に演奏したことがある十八番曲ですが
メンバーさんが入れ替わっていました!
トロンボーン4名による演奏で伴奏はシーケンサー(コンピューター)が担当してました。
マンハッタン・トランスファーが歌っていたごきげんな曲で、トロンボーンを4人のボーカルに
仕立てあげた演奏でした。
さすが十八番。実にどっしりとした演奏でナイスでした。

3組目はクラリネットチームです。
・・・とはいってもフルートとホルンも参加していて木管5重奏のようでした。
(ホルンって金管楽器のくせにどうして木管5重奏の構成楽器なのか不思議です。
これってデジタルクラブさんに限ったことじゃなくてクラシックの世界での常識なんですね)
演奏曲は魔女の宅急便
クラリネットさん3人の内、1人はなにやらサックスのような形(曲がっている)をした
でも黒くてナガーイ楽器を持っての登場でした。
これはデジタルクラブさんのコンサートでは初めて登場しましたが、バスクラリネットという
クラリネットファミリーだそうです。クラリネットにも色々あるんですね。
だいぶ低い音を出してました。なんだか得しちゃった感じです。(普段見れないから)
フルートさんも実はデジタルクラブさんでは初登場です。女の子の憧れの楽器No1だけあって
澄んだ音がとってもきれいでした。
魔女の宅急便って以前のコンサートでも演奏されていましたが、今回は違うアレンジの
小編成で各楽器の音色を堪能でしたかんじでした。ご馳走様です。

第1回戦の最後はパーカッションチームです。
プログラムには打楽器コーナーその1としか紹介されていな〜いんです。怪しい。
で、ステージに現れた4人のメンバーさんはこれまた楽器の準備を何もしていないんです。
『楽器なんてなくったってやろうと思えばなんでもできるんです』と言い切ったメンバーさん。
そしたら、なんと体をたたき始めるじゃぁありませんか!!!!
りーにゃもこれにはビックリです。そして1人のメンバーさんは口で『シーシー・・・』と
子供に『シー』っていう時に声を出さないでいうみたいな音で、カウントを刻んでいるんですよ。
これが楽器のように聞えるから不思議です。
お子ちゃまたちもこれにはビックリしていたようでした。
それにしても、体の叩く場所によって、随分音程とか変るんですねぇ。
これは一見の価値がありますよ!今回のような企画でないと見れませんね。

第2回戦に突入です!

初めはクラリネットチームバレエ音楽『くるみ割り人形『』より〜マーチ、花のワルツです。
これをクラリネット3本だけのアンサンブルで聴かせてくれました。
こんどは全部同じ長さのクラリネットでした。これだけでもかなりの音域があるのですね。
あんなに小さい楽器なのに。そして木管楽器ならではのあたたかな音色がとっても素敵でした。

お次はトロンボーンチームですが、今度はデュエット(2人)で虹の彼方にを聴かせてくれました。
伴奏は女性ばかりの木管楽器の方々で、さぞかしトロンボーンのお二人は気持ちよく
演奏できたのではないでしょうか?楽器はスライドが伸びる仕組みですが、鼻の下が伸びて
いたかどうかはリーにゃの席からは遠くて確認できませんでした。(^^;;)
虹の彼方にってとってもいい曲ですね。のーんびりした感じがトロンボーンの音色にピッタリです。

2回戦はどうやら各楽器の音色を活かした戦いになりそうです。

3チーム目はトランペットチームです。これもデュエットだったのですが、今度はご夫婦での
ラブラブデュエットでほんまもんでした。演奏曲はこれぞトランペットのために作られた曲で
トランペット吹きの子守歌でした。トランペットってカッコイイだけじゃなくてこんなにも甘い音が
するものなんですねぇ。いえ、甘かったのはご夫婦だからこそかな?
プログラムを見ると同じ苗字の人が他にもいて、今回どうやら3組のご夫婦がいるようです。
さすがファミリーなバンドですね。

最後のチームはパーカッションでした。
今度もプログラムには打楽器コーナーその2としか紹介されていません。
で、今度は楽器を用意してきたのですが、今度は4人中3人がスネアドラムでもう1人は
ロートトムというものらしいです。リーダーさんが紹介してました。
パーカッションってたしか数え切れないほどの種類の楽器があるはずなのでは?
でも皆さんスネアでよくもまぁこれだけの数が揃ったなぁというかんじです。
その演奏の迫力といったら、これまでのデジタルクラブさんのコンサートで体験したことが
ないものでした。おっ大きすぎるのでは?!というくらい会場中に響き渡ってました。
生演奏ならではの醍醐味です。その演奏はかなり確実なものでメンバーさんのレベルの高さが
とてもよくわかりました。打楽器って音程がない分リズムの正確さが命なんですね!

ここで無事?第2回戦が終了し、15分の休憩タイムとなりました。
ところで、今回はチーム対抗ということもあって、衣装なども各チームの自由だとか。
1曲毎にお色直しをしてくるんですから、その力の入れようのすごさも判ります。
こんなこともお祭り的なコンサートとして盛り上げている材料なのかもしれません。

第2部の1曲目はチーム対抗ではないようです。
デキシージャズスタイルのユニットでユーアーマイサンシャイン
クラリネット・ホルン・トランペット・トロンボーン・チューバの5管による演奏です。
ところがこのメンバーさんたち、ステージの上に乗っていなくてステージ下でスタンバッて
いるんです!? リーダーさんのトークによると『今からメンバーがお客様の近くに出張演奏に
まいりまーす!』ってなことでした。
今回のコンサートでは「お客様お楽しみカード」というアンケートに1枚ずつ手書きで番号が
書いてありました。受付を通る時に全員がもらいます。
この番号をリーダーさんが読み上げるのですが(多分超当てずっぽう番号)、そのお客様の
ところに5人のメンバーさんが散らばって会場で吹いてくれるというサービスです。
これはちょっとうれしいかも♪
近くにきてくれたメンバーさんのことを妙に応援したくなっちゃうし、普段は手元までは
見えないですから、興味津々です。じーっぃっと見つめているお子ちゃまたちもたくさんいたかな?
会場中から自然と手拍子が起こり、たのしいコーナーとなりました!

さて、チーム対抗も最終ラウンドへ突入!です。
今度はいきなりパーカッションチームからのエントリー。
なぜか“ドン帳”が下がっていたのですが上がってビックリ!今度はステージ中が楽器だらけです。
いえ、楽器と言っていいのか・・・・ 洋服を掛かるハンガースタンドのようなものに
ナベ・まな板・フライパン・鉄板・なぜか懐かし洗濯用の金タライ・・・・が釣り下がってます。
おまけに料理用のボールも台の上にセッティングされています。
パーカッションチームは料理でも始めようというのかぁ?衣装までもがコックさんのようです。
結構これがカワイイんですよ。(*^^*)
相変わらず曲名は打楽器コーナーその3です。コンピューターの音楽に合わせて
これらキッチン用品らを楽器の様に叩いてました!これはビックリです。
そういえば曲は違うけどディズニーランドのホースシューギャラリーでのランチショーで
こんな風にフライパンなどを演奏しているのを見たことあります、あります!
もはや「打楽器」とは「叩いて音の出るもの全てが属する」と皆さんお分かりいただけましたネ?
それにしてもすごいアイデアです。吊るしていたのは1人が3つくらいの「楽器」を担当するから
なんですね!とっても楽しい演奏でしたよ!

ハデに決めてくれたパーカッションチームに続け!とばかりに第3回戦はきらびやかな世界に
なってまいりました。

2組目はクラリネットチーム。バックに大人数のメンバーさんがついてクラリネットキャンディー
いう、クラリネットのための曲を披露してくれました。なんだか、とっても美味しそうなタイトル!
クラリネット・トリオが得意とする早い動きをこれでもか!と楽勝なかんじで演奏するんです。
他の楽器じゃこうはいきません。特にトロンボーンなんかだと絶対にできない芸に違いないです。
クラリネットならではの華麗なメロディーはさすが!ですネ。

クラリネットが「クラリネット・キャンディー」とくるなら、うちはこうよ!と言ってきたのが
トランペットチームです。トランペット吹きの休日→これを知らない人はまずいないといって
いいほど有名な曲です。運動会とか某スーパーのBGMで流れてますネ。
今度はチーム3人全員で力を合わせての演奏です。なるほど!この曲は3人で演奏する曲
なんですね。見て分かりました!でも皆さんにどうやって説明したら分かってもらえるかなぁ。
なんだか、すっごく元気になったような気がします。

トロンボーンチームもトロンボーンならではの曲を出してきました。
トロンボナンザ!確かに曲名にトロンボーンが入ってますネ。
でもこれってトロンボーンチームの十八番曲じゃないですか?
過去にも聞いたことがあるような気が・・・? まぁ、メンバーさん変ってますし
リーダーーさんも絶対負けられないっていう気合が入っているんでしょうか・・・
4人バージョンは初めて見たんだと思いますが息がピッタリ合っていて、さすが!って感じが
しました。衣装もトロピカルな感じでよかった。(アロハとムームー)

第3回戦すべてのモチネタが出し尽くされあとは審査員の皆さんに運命をお預けすることに
なりました。

ココで、ちょっとクイズコーナーとなり、とっとこハム太郎のキャラ当てとなりました。
会場のお子ちゃま達が元気よく答えてましたね!

せっかくの大人数が集まったお祭りイベント。このまま終わるのはもったいないなと
思っていたのですが、さすが!デジタルクラブさん。このままでは終わりませんでした。
パーカッション以外の管楽器全員13名での演奏でアニメソングメドレー2001夏
ゴージャスな感じ!で◎(二重丸)。さてこのアニメって最近のものなんですよね?
お子ちゃま達は盛り上っていたようなので、勝手にそうだと思い込んでマス。
りーにゃはとっとこハム太郎のテーマ曲だけかろうじて判ったんですが・・・・・
あとは謎です。どなたか判った方がいたら教えてくださ〜い!
(リーダーさんに聞いてみようかなっ。こういう時の為にデジタルクラブ公式メールアドレスは
あるんですよね?)

この大編成でも登場しなかったパーカションチームは企みがあったのでしょうか?
どうしてももう1曲演奏させてぇ〜ってことで、打楽器コーナーその4がありました!
またもや皆さん同じ楽器を持っての登場です。ミュージックベルってご存知ですか?
ハンドベルともいうのかな?これって皆が同じ楽器なのですが、全部音が違うんですって。
「ご飯ですよ〜チャリチャリ〜ン♪」って鳴らすご家庭があるかどうかわかりませんが
イメージとしてはそんなところをご想像ください。
これをドとかレとか音階があって、1人が3〜4個を担当して音楽を奏でていくんですね。
もちろんいっぺんに持てる数は2つまでなので、待機中の音のベルはテーブルに置かれてます。
これを実に器用にチームワークよく演奏していくのですが、実に素晴らしい演奏でした。
これは曲名わかりました。星に願いをでした。清らかなベルの音色がピッタリの曲でした。
ウーン、うっとりぃ〜。

楽しかった特別企画のコンサートもいよいよ最後の曲となりました。
エンディング曲はディズニーエレクトリカルパレードで、現在の東京ディズニーランドの
夜のパレードで御馴染みですね。
曲の途中、突然テンポがゆっくりになったなと思ったら、例のミュージックベル隊の登場で
「小さな世界」が演奏されました。デジタルクラブさんのスペシャルバージョンですね。
と・こ・ろ・が・・・ちょっとしたハプニングがあって、ここまでずっと素晴らしいアンサンブル力を
見せ付けていたパーカションチームなのに、たった1つのタイミングの違いでかなり冷や汗な
状態になってました。それくらいミュージックベルって難しいんだなぁと思っちゃいましたが
思わず照れ隠しで出た表情が皆さんとってもかわいかったですヨ。
あ!メンバーさんの名誉の為に言っておきますが、それでもちゃんと曲としては成り立って
ましたのでご心配なく!
そしてまたアップテンポのエレクトリカルパレード本編に戻ったのですが、大人数での
演奏がとっても際立ってエンディングに相応しい曲でした。
ぜひ、また聴きたいなぁ。もちろんミュージックベル付きで!

そ・し・て・・・・アンコールへ!

今度はパーカッションチームも初めから加わって、全員(17名)での演奏です。
ラ・クカラチャというラテンのとっても明るい曲でした。
みんな楽しそうです。聴いている方までニコニコ顔になってくるようなかんじです。
それにしてもやっぱり17名ってすごい人数ですよ。
もちろん皆さんイスに座るスペースなんてありませんから、立って吹いているんですけどね。
今でも目に焼きついて離れないのが、トランペットさんの衣装でしょうか・・・・
ラテン楽団のようなあのフリフリの袖がついたシャツにパパイヤ鈴木さんのようなカツラが
メチャクチャ印象的でしたよ〜。それも自分の休みの時はダンスまでしていたのが
強力でしたぁ。

そして、本当に最後の最後は明日があるさでした。
客先からも歌い声が聴こえてきましたネ。み〜んなが知っている曲なんですね。
これまではずっと違う曲が〆の曲でこれはこれで「いつもの曲だ!」って感じで
良かったんですが、「明日があるさ」だと皆も歌えるのでさらに親近感があるなぁ。
最後はメンバーさんも一緒に歌ってくれて、会場がひとつになったような感じがしました。
17名のメンバーさんとゲストがみーんないっしょ!って感じで感動しましたぁ。

演奏終わって、ステージ上ではリーダーさんがカメラマンとなって
メンバーさん全員で写真撮影してました。(もちろん演出なんですけど)
遠足の時の集合写真みたいでなかなかおもしろいアイデアだと思いました。
お祭りが終わった!!って感じでハッピーな気持ちになりました。
皆さんいい顔してましたよ!

10周年の記念にふさわしい、コンサートだったなぁと思いました。
いつも陰でデジタルクラブさんをサポートしているスタッフの仲間のみなさんのお顔も
拝見できたしネ。(普段は受付の方くらいしかゲストには見えませんから)
今回のメンバーさん17名の内、いつものメンバーさんは9名で前回から3名いませんでした。
(サックス・トランペット・ユーホニウムさんはお休みのようでした)
ということは残りの半数はスタッフさんなんですね!!
皆さんが楽器を演奏できる方ばかりっていうのはこれもすごいなぁと思いましたけど
素敵な仲間がいるって素晴らしいことなんだなってつくづつ感じました。

今回はいつも照明とかを担当している方がステージに上がっていたので、もちろん照明は
色無しでしたが、そんなことは全然気になりませんでした。
ずっとメンバーさんのお顔がハッキリと見えていたのもなかなかよいなぁって思ったくらいです

いつまでも仲間を大切にしてくださいね!
20周年記念でも同じような企画を楽しみにしていまーす!(^o^)

P.S. ところで、チーム対抗の結果・・・・どうなったのか気になりますぅ。

りーにゃ、夕方からは同窓会があったので、残念ながら夕方の部は拝見できませんでした。
きっと更に素晴らしいステージだったに違いありません★


長々とお付き合いくださいましてありがとうございます!
コンサートの様子が少しでもお伝えできれば幸いです。


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