りーにゃの体験レポート


WHAT'S YOUR FRIEND の巻

本当はデジタルクラブさん宛にファンレターでも書こうかなぁ・・・・と
思って、コンサート中にとっていたメモがこんな形で役に立つ日が
こようとは!
(恥ずかしがりやのりーにゃは結局ファンレターは出さず終いなのでした)




前回のコンサートから、アッという間に今回のコンサートが開催されました。
4ヶ月しか空いてないこともあり、全プログラム中半分ほどがこれまで2回のコンサートで
演奏された曲でしたが、ベストセレクションともいう感じでとても良いプログラムになって
いました。

それに今回はお話の内容がとてもステキで、りーにゃは感動!!
主人公の冬子ちゃんがデジタルクラブのメンバーさん1人1人に電話をして
『あなたにとって友達って何ですか』という質問を投げかけていくのです。
冬子ちゃんは友達である雪だるまの雪ちゃんとケンカをしちゃったんです。
詳しいお話の内容は別ページに紹介してありますので是非読んでみてくださいネ。

それではレポートの開始です。

真っ暗なステージでシーケンサーによる音楽が流れてきました。
1曲目のRISE(ライズ)のイントロでした。メンバーさんが入場してきてスタンバイ。
トロンボーンとトランペットのイントロがカッコイイ!
この曲はクラリネットさん2人が中央に立って演奏です。
デジタルクラブさんはT-SQUAREの曲を主にレパートリーにしているようで
今回もコンサートでも半分ほどがT-SQUAREのナンバーです。
フュージョン好きなりーにゃはとってもうれしいです。

2曲目もクラリネットさん2人が前に出ていました。
DANDELION HILL(ダンデライオン・ヒル)という16ビートの曲なのですが
爽やかな風のような感じの曲です。
直訳すると「たんぽぽの丘」なのかな?かわいいですよね。
実はフュージョン好きなりーにゃはT-SQUAREのCDを何枚か持っているのですが
この曲は一番新しいアルバムの中に入っているので原曲もよく知ってます。
ピアノとフルートが印象的なこの曲をデジタルクラブさんではクラリネットを起用して
実にうまく演奏できていると思いました。
クラリネット・ファンには“なみだモノ”であること間違い無し!ですよ。
1曲目のRISEもそうでしたが(ちなみにRISEも最新のアルバムに入ってますです)、
クラリネットのお二人の息もピッタリでものすごいパワーを感じました。

ここで、ナレーションが入りました。
ステージ上に設置されている電話が鳴り、これをメンバーさんがとるという演出もありで
ステージ上が暗いだけ・・・でないということで“待ち”を感じさせませんでした。
次に演奏される曲で一番活躍する?メンバーさんが電話の対応をする(演技だけ)という
スタイルのようでした。

またもクラリネットのフューチャーが続きますが、今度はお一人だけでクラリネット☆さんに
スポットが充たりました。
T-SQUAREの真夏のためいきでこれは前回のコンサートでもやった曲ですね。
渋くてカッコイイんですよー。(響きがダークな感じなのが魅力です)
クラリネット☆さんの他、パーカッションさんのグロッケンを始め、たくさんのアドリブソロも
盛り込まれていて聴き所満載です!

今回はクラリネットは大活躍です。
お次の曲もクラリネット★さんをフューチャーして待ちぼうけの午後(これも新しいアルバム)が
演奏されました。
この曲は他とちょっと毛色が違うというか、まったりとした感じの曲なんです。
待ちぼうけさせられちゃってトロ〜ンとしている感じが伝わってくる感じでしょうか。
のんびりチックなおもしろい曲でした。

ここまでクラリネットさんが主体だったので女性陣ばかりがクローズアップされていましたが
やっと男性陣のお出ましです。
トロンボーンさんをフューチャーしての11月の雨。ここまで5曲全部がT-SQUAREの曲で
しかも4曲(真夏のため息を除く)が最新アルバムからの選曲だっていうのがスゴ〜イ!
この曲はちょっと哀愁のある曲で、トロンボーンの音色もピッタリです。
途中のグロッケン・ソロの金属的な透明感のある音でますます寂しい気持ちになります。
オリジナルはピアノがメインの曲ですが、デジタルクラブさんバージョンだと色んな楽器で
聴けるのも魅力の1つなんじゃないでしょうか。

5曲続いたT-SQUAREシリーズをここでいったん離れ、今度は一般的に知られている曲、
映画音楽メドレーでホッと一息しましょう。
メドレーの前に、サックスさんの“どソロ”(伴奏一切無し)でシェルブールの雨傘が演奏され
この後、シーケンサーの伴奏でメドレーのスタートです。
メンバーさんが2人ずつペアになって、メロディーを吹いていきます。
色んな楽器の組み合わせが聴き比べできて結構おもしろい!
曲の内容はメドレー詳細ページでもご紹介していますが、古き良き時代の映画音楽ばかりで
これなら年配のお客さまも楽しめたのではないでしょうか?
最後にはチューバさんのソロで子象の行進が演奏されましたが、そのノリのよさに
会場からも手拍子が起こってました。

映画音楽メドレーから間髪入れずに、ユーミンメドレー1993に突入しました。
第1部の最後を飾るこの曲は、メンバーさんの気合を感じました。
これまでの2回のコンサートで演奏された曲をリミックスしたようですが
ユーミン・ファンなら泣いて喜ぶような“お宝曲”となりました。
メドレーに組まれている曲数が多いのですが、演奏時間も15分を越す超大作!
これまで2回のコンサートでも既に十八番となっているユーミンだけに、余裕を感じられました。
いろんな楽器のソロもてんこ盛りでノリノリのメドレーでしたヨ。
アレンジも素晴らしい!(^o^)
もちろん、りーにゃは心の中で歌詞を口ずさんでいましたよ〜!

ユーミン・メドレーで熱くなったので、ここでちょっと休憩です。

第2部はリーダーさん、トロンボーンさん、トランペット♀さん、サックスさん、チューバさん、
パーカッションさんの6名によるアンサンブルからのスタートです。
ピクニック・メドレーって何?って思っていたら、子供の頃に歌ったような懐かしい曲の
メドレーでした。
森のくまさん・おお牧場はみどり・・・・などなど。小学校の遠足のしおりに書かれている歌って
いうと一番ピッタリくるんじゃないかしら?
とってもかわいらしい曲でした。
シーケンサー無しのアコースティック(ドラムは電子ドラムですが)なアンサンブルで
メンバーさんたちの息もぴったりと合ってました!
トランペット♀さんはちょっと出番が少なかったのですがこの曲では大活躍されてました。

お子様向きのメドレーの後はちょっと大人向きのフォークソング・メドレー
最初にトランペット♂さんの“どソロ”で若者たちが演奏されましたが、とってもステキです。
今の時代、フォークソングというジャンル自体がほとんど無くなっていますが
改めて聴いてみるといい曲がたくさんありますよね。
ちょっと心がほんわかしたメドレーでした。

お次はフュージョンでFEEL SO GOOD(フィール・ソー・グッド)
この曲はトランペット♂さんがフューチャーされている曲で、前回のコンサートでも
演奏されました。
トランペットの爽やかな音色がステキな曲です。

ここからまたまたT-SQUAREシーリズで4曲ぶっつづけ!(メドレーではありません)

GO FOR IT(ゴー・フォア・イット)は1回目のコンサートでもやった曲で、
りーにゃのお気に入り曲。
バッキングがとってもカッコイイ曲で、バッシッて決まると身震いが起こります。
いいなぁ。メンバーさんも気持ちいいんでしょうねぇ。

ここで、めずらしく、パーカッションさんによる、生楽器のスネア・ドラム(小太鼓)による
ソロ・コーナー
がありました。
いろんなリズムパターンを披露してくれましたよ。
スネア・ドラムって迫力あるんですね!

CELEBRATIONはホルンさんとトロンボーンさんをフューチャーした、ロックぽい曲です。
1回目のコンサートでも演奏されていました。
激しい曲ですが、お二人ともパワー全開!って感じでイケイケでしたよ。

さらにイケイケとなったのが前回も演奏されたNAB THAT CHAP(ナブ・ザット・チャプ)
これはリーダーさんとサックスさんがフューチャーされているのですが、前回もやったせいか
ますますバージョンアップといった感じでした。

ここまでにも何回かナレーションがあったのですが
ここでのナレーションにはウルウルしてしまいました。
冬子ちゃんと雪ちゃんのケンカの理由がわかったからです。
『春になったらピクニックに行こうね・・・・って約束したのに、雪ちゃんが急に行けないって
いいだしたの。友達だったら約束は守らないといけないでしょ?』というのが冬子ちゃんの
言い分なのですが、メンバーさんが『雪ちゃんの気持ちも考えてあげないとね。
春になったら雪だるまの雪ちゃんはね・・・・』といって曲の演奏が始まります。
春になったら雪ちゃん、解けちゃうヨーー。そう思ったらめちゃくちゃ悲しくなりました。

そんな気持ちで次の曲、WHITE MAIN(ホワイト・メイン)を聴いたのですが、
前回に聴いた時とは思い入れが随分変わりました。
WHITEとつくことから雪を連想して、『ああ、これは雪ちゃんのテーマなの?』と勝手に思い込み
追い討ちをかけるように、照明のミラーボール効果がまるで雪を降らせているようで
とっても不思議な気持ちになりました。
グロッケンの美しいメロディーもなんだか悲しさを倍増させます。
間奏の部分で再びナレーションが入るのですが、ここで冬子ちゃんは雪ちゃんの気持ちに
気付いてあげることができたんです。それで『次の冬までずっと待っているからネ!』って。
りーにゃ、泣きました(泣き上戸なんですぅ)。いい大人なのに・・・・(T_T)号泣
ああ、良かった!・・・・そう思ったあとはまた曲に戻ってきたけど、パーッと明るい気持ちで
演奏が心に染みてきました。
詳しくはぜひぜひ『今回のおはなし』のページを見てくださいネ。

最後に見上げてごらん夜の星をが演奏されました。
夜空を見上げていれば泪が溢れてこないことを冬子ちゃんは知っていたから・・・・
って言われても、りーにゃはどうすればいいのっ!!再び泣く。(T_T)

ここからはアンコール!!

ハデハデにMEGALITH(メガリス)の登場です。
T-SQUAREの16ビートの激しい曲なのですが、メンバーさんももう最後!ということで
熱い演奏でした。

2曲目はバラードでユーミンの卒業写真。この曲は1回目ホルン、2回目サックスで演奏され
今回はトロンボーンさんがソロを担当されてました。
いろんなメンバーさんの吹き方の違いなんかも聞き比べるとおもしろいですよね。

3曲目もユーミンの曲であの日に帰りたい
はじめはリーダーさんのピアノ伴奏でトランペット♂さんが、ややスローなジャズ風の演奏を
聴かせてくれました。ものすごく味があって、リーダーさんとのタイミングも絶妙でした。
後半は全員での演奏になり、少しテンポアップした心地よいサウンドでした。
決して派手ではないけど、心に響く演奏でとっても良かったです。

4曲目はまたまたトランペット♂さんが大活躍。“どソロ”で七つの子を演奏です。
こういう単純な曲を“聴かせる”のってすごくセンスがいるんだと思います。
そういうのがとても上手なトランペット♂さんなのでしたぁ。

ここでリーダーさんのMCがありました。
今回のコンサートの開催に至るまでの経緯や苦労話などなど・・・
また、友達(メンバーやスタッフ)にも恵まれて幸せだというようなことを語ってました。
そしてメンバー紹介。ひとりずつ名前を呼ばれてステージ袖から登場するのですが、
この時呼ばれたメンバーさんがお花を1本ずつ手にしていて、これをリーダーさんに渡して
握手していました。
これはリーダーさんの企画にはなったことで、メンバーさんのアイデアだったようです。
口では『予定にないことをされては困りますね』といっていたリーダーさんでしたが
声が上ずっていってような・・・・・ひょっとしてウルウルしちゃったのかな?
いい仲間に恵まれて幸せなリーダーさんだと思いますヨ!
暖かい気持ちになっていたお客さんはりーにゃだけではないはずです。

最後はオーメンズ・オブ・ラブでお客さんも手拍子で参加して、幕を閉じたのでした。

なんだか最近ご無沙汰している友達に会いたくなっちゃったりーにゃです。



長々とお付き合いくださいましてありがとうございます!
コンサートの様子が少しでもお伝えできれば幸いです。


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