このレポートを書いているのは実はデジタルクラブさんと知り合って 相当が年月が経ってからです。(かれこれ12年も経っています) 資料はいただいたプログラムや案内状などで、ココから記憶を さかのぼって・・・なのでうまくお伝えできるかどうかイマイチ不安も あるのですが雰囲気だけでも感じ取っていただければ・・・と思います。 |
ひょんなことでおもしろそうなバンドのコンサートがあることを知りました。 バンドの名前も【アダルト・バンド】・・・・なんか変。その後改名されて現在の 【デジタルクラブ】となりました。 チラシには、某アマチュア吹奏楽団のメンバーが集まって作ったアンサンブルのようだったので それなら聴いてみるかなって。どうせ無料だから、そんなに期待しなくても大丈夫だし。 チラシには あなたにとって音楽って何ですか あなたにとって音楽ってなくてはならないものですか あなたにとって音楽って大切なものですか それとも・・・・ というちょっとミステリアスなことが書いてあり、これに興味を持ちました。 どうせヒマだし、行ってみるか!・・・くらいの軽い気持ちが、運命的な出会いになろうとは・・・ 柏の文化会館。小ホールって初めてです。 大ホールに比べてだいぶせまいなぁ。 まぁ、小さい編成のバンドだし、こんなもんでちょうどいいのかな。 そんな風に思いました。 お客の入りもイマイチ・・・どころか全然入ってなくて、60人だったそうです。 とにかくガラガラ。こんなコンサート見たことないです。 とにかく、プログラムも配られなくて何をやるのかもわからない不思議バンドでした。 まぁ、アーティストのコンサートに行ってもプログラムなんて配られないのですから それを思えば、なんの不都合もないのですけどね。 (レポートではご紹介の都合上、あらかじめ曲名を公表しています) いよいよ、この不思議バンドのコンサートが始まりました。 天井からはなにやら手作りらしい装飾品が吊るされていたりしています。 ナレーションで夏子という女の子が自分にとっても音楽が何なのかを探していく ストーリーが紹介されていきます。 そうかお芝居仕掛けの演出なんだなと思い、そのお話自体も楽しみになりました。 始めに演奏されたのはT-SQUARE(ティー・スクエア)のオーメンズ・オブ・ラブでした。 この曲は聴いたことがあります。りーにゃは実はジャズとかフュージョン好きなんです。 ですからT-SQUAREってバンドも知っていました。 T-SQUAREはフュージョンという分野の日本のバンドですね。 聴いた感じ、軽いノリでとても聴き易い感じがしました。 次の曲もT-SQUAREでGO FOR IT(ゴー・フォア・イット)。 これはちょっと渋めの早い曲で、カッコイイ。吹奏楽とかでもこういったジャンルの曲は ポップスといって、よく演奏されますが、このバンドは、そういうバンドなのかとちょっと考え 始めました。 要所要所に各楽器がソロを披露してくれました。 第2回目のコンサートからはりーにゃもマメにメモをとっていたので、わずかながら プライベートメモが残っているのですが、第1回目の今回は、そんなことはまったく頭になく ひたすら聴いていただけなので、どの楽器がソロだったのかさえ忘れてしまっています。 ごめんなさい。 3曲目もT-SQUAREの宝島。これは吹奏楽でも有名な曲なのでりーにゃも よく知っていました。でもサンバ調の明るい曲だったので、まさかフュージョンだとは 知らなかったのですけどね。 底抜けに明るい曲だったので、りーにゃもだんだん緊張がほぐれてきたというか おもしろいバンドだなと思い始めてきたところです。 4曲目もT-SQUAREのCELEBRATION(セレブレーション)という曲でした。 メンバーさんが2人、前へ出てきて吹いていました。 アップテンポのロック調の曲でした。トロンボーンさんのスライドが忙しそうに 動いていたのが印象的な曲でした。 ここでやっと生楽器以外に違う音がしていることに気が付いたマヌケなりーにゃです。 どうも生楽器の方ばかりに気を取られていて、電子楽器が鳴っていることに 気がつきもしない(笑)。 でもドラムがないのにどうしてドラムの音がするんだろ?ってことでやっとわかったんですね。 そうか、コンピューターを使用して、普通の吹奏楽なんかではやらないような曲を やっているんだなって思いました。まぁ編成自体も普通の楽譜では売っていないようなものなので きっとメンバーさんたちがアレンジしてでないとできないのでしょう。 次の曲は今までとは雰囲気の違う曲でした。ユーミンの静かなまぼろしです。 りーにゃもユーミン聴きますけど、随分とマイナーな曲をやるのねって思いました。 でも歌がなくてメロディーだけの演奏を聴いていると、これがどうしてなかなか! メロディーそのものの美しさが良くわかってなんだか納得してしまいました。 こういうユーミンの聞き方ってあるんですね。 そして次は印象に残っているのですが、今井美樹さんの瞳がほほえむからでした。 クラリネットさんの美しいソロがとっても印象的で、ステキな曲だなぁと思いました。 もちろんバンドさん全体での演奏部分もステキな曲だったんですけどね。 次もバラードが続きました。 今度はトランペットさんのソロでプリンセスプリンセスのMが演奏されました。 甘く切ない感じのする曲で当時は若い女性に大変人気があった曲ですよね。 りーにゃもCD持ってます。 トランペットさんのソロがこれまた雰囲気バッチリで、めちゃ良かったので今でも 覚えているんです。 途中からはメンバーさん全員での演奏でしたが、とってもステキな曲でした。 お次もバラード。またまたユーミンのANNIVERSARY(アニバーサリー)でした。 歌物はプログラムがなくてもタイトルわかりました(^^) またまたクラリネットさん(もうお一方)のソロがフューチャーされていました。 クラリネットの温かみのある素朴な音はバラード向きなんでしょうね。 ここで第1部が終了しました。 不思議バンドの正体が少しずつわかってきた感じです。 第2部はちょっと趣が違うスタートです。 ピアノ伴奏によるバラードコーナーです。 プログラムには書いてなかったので演出上の出し物なのかもしれませんが なにやら結婚式でよく聞かれる曲を1フレーズずつ集めたちょっとしたメドレーでした。 花嫁人形〜瀬戸の花嫁〜世界はふたりのために の3曲だったと思います。 蝶ネクタイ姿の男性メンバーのメドレーでなんとなくおかしかったを覚えています。 続いて小坂明子さんのあなたという曲です。 今時はもうあまり聴かれない曲ですよね。これも結婚式つながりっていうことなのでしょうか。 確かサックスさんのソロだったと思います。・・・・ごめんなさい、あんまり印象が残っていません。 2曲目はユーミンの名曲卒業写真です。 なんの楽器がソロをとったのか忘れてしまったのですが、ピアノ伴奏で演奏されてました。 実はこの曲、この後のコンサートでも何回か登場しているのですが、全部ソロ楽器が 違うんです。今回分もリーダーさんに確認したところ、ホルンさんがソロだったということが 確認できています) 3曲目もほんのりバラードの“オズの魔法使い”から虹の彼方にでした。 これも曲の美しさにうっとりしているばかりで、なんの楽器さんがソロを吹かれていたのか すっかり忘れていたのですが、どうやらトロンボーンさんがソロをとっていたとのことです。 いかにマジメに聴いていないかがバレバレですね。 でも、、きっと音楽なんてそんなものだと思います。心に中にスッと入ってきて キレイだなとか楽しいなとか思えるのが一番じゃないのかな・・・・なんちゃって。 ここからはメンバーさん全員による演奏が復活です。 本当にすごいのはココからだったんですね。 とにかく手元にはプログラムがなかったので、その時点ではどういった順番で登場するのか 判らなかったのですが、ココからユーミンの曲がこれでもか!というくらい続きました。 詳しくはメドレー一覧をご覧くださいね。 ユーミンは結構身近な音楽であるりーにゃとしてはうれしい限りです。 インスト(インスタルメント=歌無しで楽器演奏のみ)のCDなんかもよく販売されている ユーミンの曲ですが、やっぱり音楽がいいですね。 特に、デジタルクラブさんの演奏は、アレンジが自分達用にされているので ぴったりと来る感じなんで、めちゃくちゃカッコよかったです。 きっとメンバーの皆さんも大好きな曲なんじゃないのかな。 第1部のフュージョン関係よりもピッタリときている感じがしました。 ANNIVERSARY・第1楽章、YUMING BLAND第1楽章、YUMING BLAND第3楽章 と タイトルがつけられていましたが、これはユーミンのアルバム自体とは関連付けされている ものではなくて、デジタルクラブさんがユーミンの曲を集めたメドレーという意味でつけている ものだと思います。だって普通はユーミンの曲に第1楽章とかないですもん。 この後はグッと年齢層が若くなってプリンセスプリンセスという女性ばかりのロックバンドの 曲がメドレーで演奏されました。(パレードしようよ!!第1楽章) これはゴキゲンな演奏でした。特に“パレードしようよ”は最高でしたね。 第1部のMとはセット商品なのかな? またまたユーミンの曲のメドレーが演奏されました。ANNIVERSARY・第3楽章。 この夏の暑い時期に恋人がサンタクロースっていうのもおちゃめでしたが ノリは最高に良かったです。 この後、アンコールとなりました。 米米クラブ(って今言っても知らない人もいますよねぇ〜)の浪漫飛行。 なんかだメンバーさんがやっとリラックスしてきた感じでした。 初めてのコンサートということですごく緊張されていたのでしょうね。 2曲目はトランペットさんのソロでシーケンサーが伴奏での主よ人の望みの喜びよです。 トランペットのコラールがとても美しく、心洗われるかんじがしました。 3曲目は小田和正さんのラブ・ストーリーは突然にでした。ドラマの主題歌にもなったので 耳覚えのある方も多い曲ですね。 随分とアンコールも多くて、サービスのよいバンドだと思いました。 なんと4曲目のアンコールもあったのですが、これでどうやら本当に終わりのようでした。 コンサートの1番始めに演奏した、オーメンズ・オブ・ラブでした。 始めの時はメンバーさんの表情も全然違っていたのがとても印象的でした。 コンサート終了後、ロビーで本日のプログラムが手渡されました。 『本日お届けした曲』という一覧を見るとT-SQUAREとユーミンがダントツに多かったですね。 そして、このアダルトバンドはおもしろいバンドだということが判りました。 『こんなバンド他にはないな』 メンバーの編成も変っているし、コンピューターも使っているし、なにしろ演奏する曲目が 普通じゃない。 これから、期待するバンドになりそうだなぁ・・・・ そう思ったのもつかの間でいただいたプログラムによれば、次回のコンサートの 都合はまったく計画されていないとのことだったのです。 なーんだ、残念。 次回もし機会があったら、また来てみたい。 そんな気持ちになったコンサートでした。 またいつの日か会えることを楽しみにしていますよー! |
オマケのお話 |
コンサート終演後に配布されたプログラムにこんなことが書かれていました。 *〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜* ●INFORMATION● あなたにとって夢って何ですか あなたは夢をもっていますか あなたの夢はかないましたか それとも・・・・ 5年間の眠りから目覚めた一人の少女が 5年間の夢の中の出来事を私たちに語ってくれます 夢の演奏会 「WHAT'S IN YOUR DREAM」 1996年開催予定 〜5年後のことなど正直言って誰にもわかりません 予想もつきません だからこの演奏会の舞台に立つことが私たちの夢なのです by ADULT BAND *〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜* えーっ!次のコンサートはやっても5年後なのぉ? なーんだすっごい先の話なんだなぁ・・・・ そう、ガックリしてしていたのですが、実際はこの応援ページを順番にたどっていくと お分かりのとおりです。(^^) でも結局 「WHAT'S IN YOUR DREAM」っていうコンサート自体はまぼろしになっちゃいましたね。 |