りーにゃの体験レポート



おとなのための「年末お楽しみコンサート」 の巻



このところデジタルクラブさんのコンサートは夏がこども向け、冬が大人向けと定期化されていて
大人のためのコンサートは年が明けてからというイメージがあったのですが
今回は12月に開催されました。
今年は通算3回目の柏市民文化会館でのイベントになり、意欲的な活動をされていますね。
(準備もそうとう大変なんだろうなぁと思います)



第1部

12月ならではのプログラム満載の第1部となりました。
まず1曲目はクリスマスッシーモ。ジングル・ベル、もみの木、きよしこの夜、もろびとこぞりて・・・と
いったお馴染みのクリスマスソングのメドレーなのですがとても楽しいアレンジです。
りーにゃにはちょっとラテンというか南国ムードに聴こえました。
こりゃ楽しいコンサートになりそうだゾ!と早くもウキウキモードです。

2曲目はこれまたよく聴くそりすべり。メロディーを吹いている楽器が少ないかなぁと思ったのですが
クラリネットさんの音がとてもよく聴こえて良かったですよ。
この曲を聴いたことがある方はご存知だと思いますが最後の部分で馬の鳴き声がヒヒーンと
聴こえますよね。あれって実はトランペットが楽器で演奏しているんですよ!
あいやー!こんなこともできちゃうんですね。楽器っておもしろいです。
もしかして、他の楽器だと違う動物っぽく聞こえるのかしら?なんて一人でニタニタするりーにゃでした。

ここで映画音楽の登場です。
このコンサートに足を運ばれているお客様の年齢層は今回は50〜60代くらいの年配の方が
圧倒的に多いのですが、この映画はご存知でしょうか?
美女と野獣はディズニーの作品で映画そのものも素晴らしく美しいのですが、音楽はアカデミー賞で
最優秀オリジナル作曲賞/最優秀主題歌賞のダブル受賞(第64回)をしている作品です。
作曲はアラン・メンケンという人ですが、ディズニーの主要プリンセス作品6タイトルの内、3作品は
この人の作品(他にリトル・マーメイド、アラジン)ということからもロマンチックなのがおわかりいただける
と思います。本当に素敵な曲です。
演奏の方は映画の進行とほぼ同じなのでは?というように作られていました。
一番有名なのはやはり「美女と野獣」主題歌でしょうか。映画中はポット夫人がソロで歌っているのですが
エンドクレジットではセリーヌ・ディオンとピーポ・ブライソンがデュエットしていますが、これを
トランペット♀さんとリーダーさんがデュエットしてくれました。熱い演奏ありがとう!

さて、ここからは少し趣向が変わります。
いくつかのチームに分かれての演奏のコーナーとなりました。
1組目はクラリネット・トランペット・トロンボーン・チューバの4つの楽器による
クリスマスデキシーメドレーです。
「サンタが町にやってくる」や「赤鼻のトナカイ」などがデキシースタイルで演奏されました。
これは楽しい!人数少なくってもやるなぁ!デジタルクラブさん!

2組目は
リーダーさんが命を懸けて演奏した星に願いをです。(これもディズニー映画のピノキオ)
リーダーファミリー・チームの登場です。あれ?リーダーさんちって子供3人だったかな?
多分リーダーさんの負担を軽くするために他のメンバーさんの子供にヘルプしたのでは?と
思ってしまいました。
そうです・・・いつも演奏している楽器ではなくハンドベルという楽器での演奏です。
ハンドベルはご覧になったことがありますか?「ごはんですよ〜チャリンチャリン♪」と使っている
ご家庭があるかどうかはわかりませんが、イメージはそんな感じのベルですね。
あれがいろんな大きさがあって1つのベルで1つの音を出すしくみとなっていますです。
1曲を演奏するにはたくさんのベルを使わなければいけません。
パーカッションさんは何度か演奏しているベテランなのでベルの数も一番多いのですが
りーにゃが知っている限りではリーダーさんがこのハンドベルに参加するのは初めてだと思います。
今までも数々のチームが挑戦してきたこのハンドベルの演奏。アクシデントも多いんですよね。
思わず「頑張れ〜!」と心の中で祈ってしまうお客様も多いことかと思います。
ましてや今回はリーダーさんと子供達の参加です。子供が失敗するのは愛嬌ですが
さすがにリーダーさんは失敗したらバンドのリーダーとしても子供たちのパパとしても立場が危うし!!
・・・・結果はブラボー!!でした。ノーミスでの演奏。さすがファミリー息もバッチリ合ってましたね。
リーダーさんご本人もこの演奏に懸けていたと熱く語っていたのですが気合の入ってました。
多分この日の中で一番拍手が多かったのでは?

いやー、演奏者だけでなくお客さんも熱くなってしまった後はクールダウンできる曲の登場です。
(リーダーさん、もしかしてこんなことまで計算して曲順考えてるのかな?)
3組目はトランペット♀さんとシーケンサー君のチーム・・・・・チームっていうのか微妙(^^;;)。
シーケンサー君は音楽の為のコンピューターですからねぇ。
すっかり十八番になっている主よ人の望みの喜びよです。
トランペット♀さんの演奏を以前も聴いたことがありますが、一人でステージに立つのって
度胸がいるんじゃないかなぁと思います。
オルガンの音色の伴奏とトランペットの響きが教会のイメージにぴったりですね。

ここからは再び全員での演奏に戻りました。
ミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」より〜踊りあかそう〜では変化に富んだ演奏スタイルが
楽しめます。
レビューの始まりのような華やかなイントロ、おどけた感じが愉快なチャチャチャ、
デジタルクラブさんお得意のデキシー、軽快なマーチ風と1つの曲がどんどん形を変えて演奏されて
いくのは聴いている方もワクワクするものです。
何度か演奏されているこの曲はメンバーさんたちの息もピッタリですネ。

第1部最後の曲。この曲を楽しみして来られたお客様もいるのではないかと思います。
青春のポップス〜エルヴィス・プレスリー特集〜と題しまして、アメリカンポップスの代表アーティストの
プレスリーの曲が満載のコーナーです。
りーにゃも聴いたことある曲がいくつもありました。
しっとりとしたバラードも素敵だけど、りーにゃはなんてったってロックン・ロールの曲がお気に入りです♪

第2部

第2部ではデジタルクラブさんのコンサートではすっかりお馴染みとなったデジタルクラブキッズの
名司会者コンビが進行役となってくれました。
第2部全体を通して “1年間を音楽で綴っていく” という趣向です。
ホールの外は寒いのですが、演奏は季節感いっぱいのステージとなりました。
四季の変化に富んだ日本ならではの音楽会といった感じでした。

1年間メドレー〜第1楽章〜は「お正月」「一月一日」「スキー」「春一番」「春が来た」という
構成です。年の始めといったらやっぱりこの曲でしょうか。
「スキー」の選曲はメンバーの皆さんがスキー好きだからなのかな?以前コンサートでスキー旅行の
ビデオを上映したこともありますよね。曲にまで選ぶのですからよほどお好きなのでしょうね。
「春一番」はキャンディーズというアイドル歌手グループの歌ですね。今回唯一のアイドル系歌謡曲!
りーにゃはこういった曲はかなり好きなのですが他のお客様はいかがでしたでしょうか?
そしてこの日のお客さん層ならどなたでもご存知の「春が来た」。寒い今は春が待ち遠しいです。
・・・ってまだ冬になったばかりでした。

お待たせしました!このコーナーを楽しみにしているお客様はきっととっても多いと思います。
歌詞カード付皆様参加コーナーです。第1弾は春のうたメドレーと題しまして「ひなまつり」
「仰げば尊し」「おぼろ月夜」「どこかで春が」「背くらべ」をデジタルクラブさんの伴奏でと合唱しました。
今までどちらかと言えばかなり昔の歌謡曲で年配の人しか歌えない〜ということが多かったのです
今回は童謡唱歌が盛りだくさんでこれはこれで味があっていいものです。
会場のお客さんも積極的に参加してらっしゃいました。そうです。黙っていてはもったいない!
デジタルクラブのコンサートはお客様も参加できる素敵なコンサートなのですから。

ここでサプライズコーナーとなりました。
いつもだとプレゼントの抽選会があったりするのですが今回は違いました。
ステージの曲の進行も5月頃・・・・ということで会場のお客さまのうち、「お母さん」たちへ
イケメン?メンバーからカーネーションのプレゼントがありました。
素敵なプレゼントでした。「お父さんたち」へは割愛でありませんでしたけどね。
これにちなんでお母さんたちへの愛情いっぱいの1年間メドレー〜第2楽章〜
「こいのぼり」「かあさんの歌」「おかあさん」「お母さん」「ママの手は魔法の手」が演奏されました。
12月は何かと大忙しのお母さんたちもこんなサプライズがあったら頑張れそうですよね。

メドレーが続いた後は単品のおおきな古時計が演奏されました。
6月は時の記念日だからかな?
この曲はもう何度もデジタルクラブさんのコンサートで取り上げられている曲です。
しみじみしていていい曲ですね。
そうそう、余談なのですが先日ある講演会に行ってきたのですが、講師があの宮川彬さんでした。
マツケンサンバの作曲者なのでどんな講習なのかと思いきや意外にも童謡唱歌を題材として
その歌詞にまつわるお話をしていました。「音楽は国語だ!」という持論をお持ちでアレンジを
手掛ける時にはそういう歌詞を配慮した内容にしているとか。それで「おおきな古時計」のことも
チラッと出てきたのですが、「平井堅が歌っていた“おおきな古時計”は彼が歌っているから感動する
のではなくて歌詞の内容を知っているから感動するのだ」といっていました。
そんなわけでりーにゃは演奏に合わせて歌詞を思い浮かべながら聴いていたのですが
歌詞にぴったりの演奏だなぁ〜と思いました。

そうこうしている内に季節は梅雨へと突入し1年間メドレー〜第3楽章〜では
「あめふり」「七夕」が演奏されました。
今回の司会進行役を務めているのがデジタルクラブキッズの2人ですが
この2人は進行役をこなす時に季節のイベントに合わせて衣装をチェンジして登場してくれます。
お客の立場から見れば楽しいのですが、これはきっとお着替えも大変だったのではないかと思います。
あのステージの裏はそんなに広いスペースがあるのかしら?と思うほど、衣装をチェンジしていて
ビックリです。

日本の四季<夏>では「椰子の実」「我は海の子」「花火」「浜辺の歌」「夏は来ぬ」が演奏されました。
今とは正反対のこの季節感。少しはホットな気分になれたような気がします。

続いてのふるさとは再び“歌える”コーナーです。
間がかなりあったのでお客様の方もばっちり体制が整っていたようで、待ってました!と
ばかりに参加されていたようです。(^o^)

体育の日にちなんでえんどうかいメドレーが演奏されました。
キッズの2人も体操服姿で客席内をかけっこをして会場を盛り上げてくれました!
これにはお客さんも大喜びです。

季節はすっかり冬に戻ってきたようです。
リンゴの歌、いつでも夢をの2曲を会場も一緒になって合唱しました。
リンゴの歌は冬だってイメージできるんですが、いつでも夢をはなんで冬なのかな?
そんなことを考えてしました。

そしてデジタルクラブさんの演奏で北の国からです。
この曲も素敵な曲ですよね。心がほんわかする感じでいいなぁ。
この辺りは雪はまだまだといった感じですが北の国はもう雪も積もっている頃なのでしょうね。

ボリュームたっぷり1年間を音楽で綴ってきた第2部も最後の曲となりました。
クリスマスということで賛美歌のいそぎ来たれ主にある民が演奏されました。
賛美歌といっても静かなイメージではなくゴージャスな演奏で、締めくくりにはピッタリな曲となりました。


アンコール

★瀬戸の花嫁
 これも歌詞カードを使ってみんなで歌いました。 

★心の愛
 曲に合わせてメンバー紹介もありました。




あとがき

以前にもこんな演奏会があって(オレンジコンサート)その時もびっくりしたんですが
今回盛りだくさんな内容で初めて聴かれたお客さまにはおもしろい企画だったのはないでしょうか?
また童謡唱歌に触れる機会というのは最近は少なくなってきていると思うのですが
懐かしい気持ちで歌えることができたのではありませんか?
前出の講演会で「あんたがたどこさ」を題材にしたコーナーでアシンスタントの大学生と宮川先生が
歌詞を会和風にしゃべるというのがあったのですが、なんとこの大学生は「あんたがたどこさ」を
知らないといったハプニングがありました。この講習会を聴講していたのは一般からちょうど
デジタルクラブのお客様と同じくらいの年代の方が多くて、聴講生の方が教えてあげてその場は
和んでいました。若い子ほど童謡唱歌が歌えない・・・・そんな寂しい時代になってしまったのかと
残念でした。
今回のコンサートはそういった曲たちも多数登場し意味深いものを感じたりーにゃなのでした。

「昔話メドレー」みたいのがあったらこれも楽しそうだなぁ・・・・
年配の方はどういうお話しや歌をご存知ですか?


長々とお付き合いくださいましてありがとうございます!
コンサートの様子が少しでもお伝えできれば幸いです。


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