りーにゃの体験レポート



『おとなのための歌謡曲特集コンサート』 の巻



久々にデジタルクラブさんのコンサートに行くことができました。
りーにゃがお休み中にどんな風に変ったのか、期待とほんのちょっとの不安を抱えてのコンサート。
さて、どんなコンサートになったのでしょうか・・・・

メール会員さんに事前に送られてきたメールによると、今回は
デジタルクラブ紅白歌合戦!
そう、大晦日にNHKでやっているアレです。
(ちなみに昨年の御本家の方は『マツケンサンバ』がりーにゃのお気に入り♪)

ステージ上にはなんとコタツがセットされていて、オープニングはリーダーさんがパパ役、
デジタルクラブの子供たち
(メンバーのお子さん達で構成されていて『デジタルクラブキッズ』と呼ばれているそうです)
2人が子役で寸劇仕立てになっていました。

メンバーさん10人中ちょうど5対5で男女が分かれていて、それぞれ衣装(トレーナー?)が
チームカラーの白と赤を身にまとって団結してましたねぇ。
白組リーダーはもちろんリーダーさん。
対して紅組は誰がリーダーかと思いきや
(今までリーダーさん以外のメンバーさんが
トークをすることなどはなかったのでハジけるようなキャラの方がいるのかどうか謎に包まれているのです)

子役の2人が大活躍!
もちろん台本はあるようなのですが、2人のセリフがぴったりと合っていて、ここですでに点数を
稼いでいるのではないかと思えるほどでした。

前置きが長くなりました。(でも今回は前置きが長かったのも事実です)
いよいよ演奏に突入です。第1部は白組の先行です。
トップバッターは細川たかしさんの『北酒場』。景気のいいオープニングに相応しい曲ですね。
ちなみに演奏は男性メンバーだけではなく、メンバーさん全員でやってます。
(ちょっと微妙ですか?説明が難しいですね)なので派手な雰囲気がするわけですね。
対する紅組はザ・ピーナッツさんの『ザ・ピーナッツ・メドレー』です。
オッとぉ!紅組はいきなりメドレーできましたね。(詳しい構成曲は『メドレー詳細』をご参照ください)
これもかなりイケイケ調の曲でした。
両チーム共、オープニングでグッとお客さんの気持ちを掴んでおきたいという作戦でしょうか?
というのも『どちらのチームが良かったか』をお客さんが最後に投票することになっていたのです。
だからメンバーも妙に気合いが入っていたのでしょうネ。

オープニングの対決でちょっと紅組に押されてしまった白組は、ここでグッと審査員(お客様)の
心をゲットしておきたい!ということでしょうか。おかあさん達に絶大な人気の加山雄三さんの
『君といつまでも』の切り札が早くも登場です。
トランペット♂さんのソロが味があって素敵な演奏となりました。色気のある演奏はトランペット♂さんの
お得意のようです。ぜひセリフなんかも言ってほしかったなぁ。
白組が昔のお嬢さんたちの心を掴むなら、こっちはおとうさんにアタックだわ!とばかりに
紅組はテレサ・テンさんで対抗です。しかもまたもやメドレー『テレサ・テン・メドレー』で勝負です。
この曲はこれまでのデジタルクラブさんのコンサートでも度々登場していた十八番曲。
リーダーさん、ユーホニウムさん、クラリネットさんがそれぞれソロを歌い上げてましたが
さすがに貫禄有り!って感じですよね。余裕が感じられました。

お次の対決は両方ともりーにゃは知らない曲だったんです。
白組は石原裕次郎さんの『恋の町札幌』、紅組はピンキーとキラーズの『恋の季節』
会場にいらしたお客様は今回は結構年配の方が多くて驚いたのですが、みなさんウットリと
きいてらっしゃいましたよ。
『恋の季節』のトランペット♀さんのちょっとしたアクションとかが思わず笑えて
演奏よりもそっちに釘付けになってしまいました。(失礼いたしました)

第1部最後の対決になりました。
白組は芦屋雁之助さんの『娘よ』という曲。これはなんとなくですが知っています。
ソロをとったトロンボーンさんはパパなのですが実は男のお子さんしかいないそうです。
・・・でリーダーさんに『これからは娘さんを持ったお父さんの気持ちになって息子さんたちを
育てていくように!』と言われてました。
会場のお客様の中には娘さんを持ったお父さん方もたくさんいらしたことでしょうね。
ちょっぴり切ない気持ちになられたのではないでしょうか?
紅組は勝負をかけてきました。これまた十八番曲、『美空ひばりメドレー』です。
昨年の映画音楽の特集の時にもちょっと箸休めで演奏されて大人気となった曲ですね。
美空ワールドがたっぷり聴けるおいしいメドレーでした。りーにゃは真っ赤な太陽が
カッコよくてお気に入りです(^o^)

ここまで紅白に分かれて戦ってきましたが、ここからは全員で協力しあっての演奏でした。
紅組リーダーの子役2人が『ここでワタシ達紅組が一歩大人になって・・・・』っていうのが
妙に笑えちゃいました。なんかしっかりしてるなぁ。
・・・・まずハジメはデュエットメドレー。なるほど、これは男性と女性のメンバーさんが
力を合わせないとできませんよね。
曲ごとに男性メンバー女性メンバーが一人ずつ前へ出てきてデュエットするんですが
もしかして、この曲が一番楽しそうに演奏されていたんじゃないでしょうか?
紅白対抗の枠を超えて、各曲チーム対抗でも陰であったのかしら?
(どのカップルが一番楽しく演奏できるか・・・・なんていうの)
普段のコンサートはシャイなかんじの男性メンバーがウキウキで演奏されていたのが印象的でした。
(あっ、決して鼻の下は伸びてはいませんでしたよ)
このコーナーはカラオケ好きな方なら1度くらいは歌ったことのある曲が入っていたのでは
ないでしょうか?

続いては日本民謡メドレーでコンサートの雰囲気をグッと盛り上げてました。
ご当地ソングが登場した故郷をお持ちのお客様はうれしかったのではないでしょうか?
メンバーさんも衣装をハッピ姿にお色直しして見た目も楽しい演奏となりました。

ここで休憩です。

第2部は応援合戦からスタートです。(なんだか本物っぽいですね)
まずは白組の応援団は【能】でした。リーダーさんのお友達Sさんが能を披露。
りーにゃは能というものを生で見たのは初めてです。
会場もシーンとなって引き込まれていっているようでした。
2曲目(って数えていいのでしょうか?)、今度は小学生の男の子が登場して
能を踊ってくれました。Sさんのジュニアだそうです。これにはビックリ!
親子で能ってちょっと素敵じゃありませんか!

続いて紅組の応援団はデジタルクラブキッズによるダンスです。
演奏はデジタルクラブさんで『ひょっこりひょうたん島』&『アンダー・ザ・シー』の2曲です。
司会役の2人とトロンボーンの演奏もしていたジュニアを加えて3人でのダンスです。
お客さまにはこのくらいのお孫さんをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
会場もすごく盛り上ってましたよ。キッズの皆さんは今回大活躍ですネ!

応援合戦の後、今度は会場のお客さんも参加するコーナーとなりました。
もちろん歌ですよ〜♪
紅組は並木路子さんの『りんごの歌』、白組は藤山一郎/奈良光枝さんの『青い山脈』
2曲続けて会場中で大合唱です。
もちろん事前に歌詞カードも配布されていたので懐かしのメロディーにのって、ゲストの皆さんも
大きな声で参加されてました。声を出すのって気持ちいいですよね。

さて、紅白の戦いもそろそろ佳境となってまいりました。
紅組は山口百恵さんの『いい日旅立ち』。これはホルンさんのソロでしっとりと演奏されました。
いい曲ですよね。
白組もしっとりと坂本九さんの代表作『見上げてごらん夜の星を』で勝負をかけてきました。
この2曲は時代の変わりゆく中でも度々耳にすることのある名曲ですね。
こういう素敵な曲を生演奏で聴くチャンスが持てるというのも素敵な出会いだと思いました。

最後の戦い、トリを飾るのは紅組は美空ひばりさんの『川の流れのように』
おや?ひばりさんはさっきも登場したのでは?と野暮な突っ込みを一人でしてました。なはは・・・
トランペット♀さんのソロでしたが、曲が始まってからなんかヘン・・・なんです。
アレレ???と思っていたらリーダーさんが曲を止めました。ハプニング発生か!
どうやらイントロの部分で1小節間違えて入ってしまった人がいたらしいけど、途中修正ができず
そのまま歌部分にまできてしまったらしくソリストが固まってしまった模様。
それでやり直しぃ〜ってことになったのです。良かった良かった(^^)
ベテランプレイヤーの集まりのデジタルクラブさんでこんなハプニングは初めてなんじゃないでしょうか。
以前はサックスさんがソロをとっていましたが、今回はトランペット♀さんで同じ曲でも
楽器の違い、プレイヤーの違いで色んな楽しみ方があるのだなぁと思いました。
これも時代を超えた名曲の一つですね。
対する白組は森進一さんの『襟裳岬』でスケールの大きい演奏を聴かせてくれました。
白組ならではの力強さを感じる曲でしたね。

さーーーーて、ここで投票の時間となりました。
受付で配布された歌詞カードは実は投票用紙にもなるんです(色々と工夫してますね)。
紙の角に『白』と『紅』と書かれた三角コーナーがあり、これを切り取って投票するんですよ〜。
全員の投票が終わって集計する時間、会場では『小さな世界』のサービス演奏がありました。
デジタルクラブの常連のお客さんにはご存知の手話での参加コーナーです。
1回だけ振り付け(手話)の練習がありましたが、あとは本番。これじゃついていけないのでは?と
思いましたが、なんと会場のほとんどのお客さんがちゃーんとついていっているではありませんか!
さすがに小さな音楽界シリーズになってからは常連のお客様が多いからでしょうか?

会場で小さな世界で盛り上っている内に受付嬢の皆さんが集計を終わらせてました。
白組・紅組のそれぞれの箱に5点ごとに1つのボールが入っているとのこと。
これを会場の皆さんで数えていきました。
・・・・・結果は
                  紅組の勝利!!!!!

皆さんはどちらに投票されましたか?
りーにゃはリーダーの2人が可愛かったので紅組に投票したんですけどね。
あ!でも演奏は白組も頑張ってましたよね・・・・・って慰めにならないですか?
でもこれできっと『第2回』があると思いますよ。だってリーダーさんきっと白組が勝つまで
やるって言うでしょ?
次回も楽しみに待ってますよ〜〜〜〜〜

フィナーレは『蛍の光』のBGMが流れ、幕を閉じたのでありました。
今回は演出も色々と工夫が凝らされていて楽しい歌合戦となりました。


ち・な・み・に・・・・・・・アンコールは無しです。
冒頭のMCでリーダーさんが言っていたのですが『紅白歌合戦という設定上、アンコールは
ありません』・・・だそうです。ごもっともですね!


長々とお付き合いくださいましてありがとうございます!
コンサートの様子が少しでもお伝えできれば幸いです。


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